普通の調理と仕事用調理
2007年 01月 23日
今はバイトだけど…。
GHというのは家事援助も含むので、調理も業務内。
特に和食が作れなかった私は、まじで苦労しました。
現在は足掛け3年が過ぎ、まあまあ慣れたといったところ。
全くの赤の他人が集まるわけですから、食べる方も作る方も
嗜好がバラバラ。
酢の物の酢がきついとダメ、甘めの煮物が好き、グタグタに
煮たのはだめ、ご飯にかけるものはだめetc…
どないせっちゅーんじゃ!とよく思いましたが、とにかく
1食につき「全く食べれない」という事がないように配慮
はしています。
疾病によって制限される食物や水分量もあるので、なかなか
難しいものです。
まだミキサー食の利用者さんがいっらしゃらないので、そうでも
ないですが(一部果物すりおろしはあっても)、食べることは
基本、なるべく普通のものを食べてもらいたい。
なんというか「見た目にもこだわり」たい。
昼食に週一回程度、麺類が出るのですが、うどん・蕎麦の類に
なってしまうわけですよ。(夏は素麺も)
しょっちゅうだし、付け合せが難しい。
ちゃんぽん・ラーメン(生めんが手に入ったときに限る)だと
後で結構のどが渇く(水分制限ある方はつらい)
焼ソバだと意外に汁気がなくて食べにくいみたいです。
…。
!
パリパリ焼きソバ(いわゆる固焼きソバ?)はどうかしら、と考えた。
でもあのパリパリ麺が義歯にはつらいかも。
で、麺はちゃんぽん麺を軽く炒めたものにする。
その上から野菜のあんかけ。
ウケました。
ぐふふふ。
野菜あんで適度に水分が行き渡ったみたいです。
「実はパリパリ麺が好き。あんをかけたら柔らかくなるし」という
意見が出たので、その次は希望をとって二種類作りました。
10人~20人程度、1人で調理するのですが、時間は短くて
2時間、長くて3時間、一汁三菜必須。
心持ち普通より柔らかめ、隠し包丁上等。
今日も水ひっくり返しながら調理です。
でも利用者さんの度肝を(いい意味で)抜く料理をせっせと考え
作るのもまた楽しからずや。